「パソコンを起動するたびに毎回同じアプリを手動で開いている」「Windows10でアプリを自動起動させる方法がわからない」「スタートアップフォルダってどこにあるの?」—そんな疑問をまとめて解決する記事です。
この記事でわかること:
- スタートアップとは何か・どんな時に使うか
- 「shell:startup」を使ったスタートアップフォルダへのアクセス方法
- アプリのショートカットを登録する手順
- 複数アプリの登録方法と設定できない場合の対処法
※本記事の手順はWindows 10を対象としています。Windows 11でも基本的な手順は共通ですが、一部の画面表示・メニュー名称が異なる場合があります。最新情報はMicrosoft公式サポートでご確認ください。
スタートアップ設定の基本

スタートアップとは何か
スタートアップとは、Windowsが起動した時に自動的に指定したアプリやプログラムを立ち上げる機能です。スタートアップフォルダにアプリのショートカットを入れておくだけで、次回からパソコンの電源を入れると自動でそのアプリが起動します。
スタートアップには大きく2種類の管理方法があります。
| 方法 | 場所 | 特徴 |
|---|---|---|
| スタートアップフォルダ | shell:startupで開く特定フォルダ | ショートカットを入れるだけで設定できる・直感的でわかりやすい |
| タスクマネージャーのスタートアップ | Ctrl+Shift+Escで開く | 既存のスタートアップアプリの有効化・無効化に使う |
本記事では「スタートアップフォルダへのショートカット追加」の方法を中心に解説します。
起動時にアプリを自動で立ち上げるメリット
スタートアップ設定を活用すると、毎朝の作業開始がスムーズになります。
- パソコン起動後にわざわざアプリを探してダブルクリックする手間がなくなる
- 毎日必ず使うアプリがすぐに使える状態で準備される
- 「アプリを開くのを忘れた」という見落としがなくなる
- 作業開始までの時間を短縮できる
Windows10での活用シーン
スタートアップ設定が特に役立つ場面の例です。
- ビジネス用途:毎朝メールソフト(Outlook・Thunderbirdなど)を自動起動させる
- コミュニケーション:Teamsやチャットアプリを起動と同時に立ち上げる
- セキュリティ:VPNソフトやセキュリティソフトを必ず起動させる
- ユーティリティ:クリップボード管理ツール・ランチャーアプリを常駐させる
- クラウド同期:OneDriveやDropboxを起動と同時に同期開始させる
💡 ポイント:スタートアップに登録するアプリが多すぎると、Windows起動後にパソコンが重くなる原因になります。本当に毎回必要なアプリだけを登録するのが快適に使うコツです。
スタートアップにアプリを追加する手順
「ファイル名を指定して実行」を選択
スタートアップフォルダを開くための最も手軽な方法は「ファイル名を指定して実行」を使う方法です。
「ファイル名を指定して実行」を開く方法:
方法① キーボードショートカットを使う(最も手軽):
- キーボードの「Windowsキー(田)+ R」を同時に押す
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログが開く
方法② スタートメニューから開く:
- タスクバー左下のスタートボタンを右クリックする
- 表示されたメニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックする
「shell:startup」を入力してフォルダを開く
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログの入力欄に「shell:startup」と入力する
- 「OK」をクリックする(またはEnterキーを押す)
- エクスプローラーでスタートアップフォルダが開く
スタートアップフォルダのパス(参考):
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\Startup
注意: 上記のフォルダパスを直接エクスプローラーのアドレスバーに入力してもアクセスできますが、「AppData」フォルダは隠しフォルダのため通常は表示されません。「shell:startup」を使う方法が最も簡単で確実です。
アプリのショートカットやファイルを貼り付ける
スタートアップフォルダが開いたら、自動起動させたいアプリのショートカットを作成してフォルダに入れます。
アプリのショートカットを作成してスタートアップフォルダに入れる手順:
- デスクトップ上またはスタートメニューで、自動起動させたいアプリのアイコンを見つける
- アプリのアイコンを右クリックする
- 「ショートカットの作成」をクリックする(デスクトップにショートカットが作成される)
- 作成されたショートカットをコピーする(Ctrl+C)
- 開いているスタートアップフォルダの画面に切り替える
- スタートアップフォルダ内に貼り付ける(Ctrl+V)
- 次回Windows起動時から自動でアプリが起動するようになる
または、アプリのアイコンをスタートアップフォルダに直接ドラッグ&ドロップ(右クリックしながらドラッグ→「ここにショートカットを作成」を選択)する方法もあります。
重要:スタートアップフォルダにはアプリの「ショートカット」を入れてください。アプリの実行ファイル本体(.exeファイル)を直接移動してはいけません。移動すると元の場所からアプリが起動できなくなります。必ず「コピー」または「ショートカットの作成」を使ってください。
スタートアップフォルダへのアクセス方法の詳細は、パソぶるのWindows10スタートアップ設定解説も参考にしてください。
複数アプリを登録する方法
複数ショートカットを同時登録可能
スタートアップフォルダには複数のショートカットを同時に入れることができます。フォルダ内に複数のショートカットがある場合、Windows起動後にそれらすべてのアプリが順次自動起動します。
複数アプリを一括登録する手順:
- 登録したいアプリのショートカットをすべてデスクトップに作成する
- 作成したショートカットをすべて選択する(Ctrl+Aで全選択、またはCtrlを押しながら複数クリック)
- 選択したショートカットをコピーする(Ctrl+C)
- スタートアップフォルダを開いてまとめて貼り付ける(Ctrl+V)
順序や整理のポイント
複数のアプリをスタートアップに登録する場合の管理のコツです。
- 必要なものだけ登録する:登録アプリが多いほど起動後のパソコンの動作が重くなる。毎回本当に必要なアプリだけに絞る
- ショートカット名で管理する:スタートアップフォルダ内のショートカット名を変更しておくと、何が登録されているかわかりやすくなる
- 不要になったアプリはフォルダから削除:使わなくなったアプリのショートカットは削除するだけでスタートアップから外せる
💡 ポイント:スタートアップに登録しているアプリの確認は「タスクマネージャー」(Ctrl+Shift+Esc)→「スタートアップ」タブからまとめて確認・有効化・無効化ができます。スタートアップフォルダに入れたアプリもここで管理できます。
IMEやユーティリティの登録例
スタートアップによく登録されるアプリの例を紹介します。
- IME・日本語入力:ATOK・Google 日本語入力など(常駐型のものは自動で起動することも多い)
- クラウドストレージ:OneDrive・Dropbox・Google ドライブなど
- コミュニケーション:Microsoft Teams・Slack・Zoomなど
- セキュリティ関連:VPNクライアント・パスワードマネージャーなど
- ユーティリティ:クリップボード管理ツール・スクリーンショットツールなど
スタートアップへの複数アプリ登録の詳細については、office54のWindows10スタートアップ追加方法解説も参考にしてください。
設定できない場合や困ったときの対処
よくある問題と対処法
スタートアップ設定でうまくいかない場合の主な原因と対処法です。
「shell:startup」を入力してもフォルダが開かない:
- スペルを確認する(shell:startup と半角で正確に入力する)
- 「ファイル名を指定して実行」ダイアログが正しく開いているかを確認する
ショートカットを入れたのに自動起動しない:
- スタートアップフォルダにショートカットが正しく保存されているか確認する
- タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで対象アプリが「有効」になっているか確認する
- アプリ自体の設定で「Windowsの起動時に自動起動する」がオフになっていないか確認する
スタートアップアプリのせいでパソコンの起動が遅くなった:
- スタートアップフォルダから不要なショートカットを削除する
- タスクマネージャーの「スタートアップ」タブで優先度が低いアプリを「無効」にする
注意: 身に覚えのないアプリがスタートアップに登録されている場合は、マルウェア(悪意のあるソフトウェア)の可能性があります。セキュリティソフトでスキャンを実施することを推奨します。
ノジマ店舗での相談
「手順通りに操作したがうまくいかない」「パソコンの操作に不安がある」という場合は、家電量販店のサポートを活用する方法があります。
ノジマでは、Windows10の設定・操作に関する相談を店頭で受け付けています。
- スタートアップ設定の実際の操作方法の確認
- パソコンの動作が重い場合の最適化相談
- 不要なスタートアップアプリの整理
- その他Windows10の設定・操作全般の相談
持込設定や修理の活用
店頭でパソコンを持ち込んで実際に操作しながら設定してもらうことも可能です。
- 自分のパソコンを実際に操作しながら確認・設定できる
- スタートアップ設定だけでなく、起動が遅い原因の診断も合わせて依頼できる
- Windowsのアップデート状況やセキュリティ設定の確認も同時にお願いできる
ノジマのサポートサービスの詳細はノジマのPC設定サポートFAQでご確認ください。また、Windows10の便利な使い方についてはじょしすなびのWindows10スタートアップ設定ガイドも参考になります。PCやスマホの設定に関するその他の情報は動画ガミでも幅広く紹介しています。
簡単に安全に設定する注意点
- スタートアップフォルダにはショートカットのみを入れる(実行ファイル本体を移動しない)
- 登録するアプリは信頼できるソフトウェアだけにする
- スタートアップへの登録はいつでも削除・無効化できるため、試してみて問題があればすぐに解除できる
- 起動が遅くなったと感じたら登録数を減らすか、タスクマネージャーで不要なアプリを無効化する
まとめ
スタートアップ設定の基本整理
- スタートアップとはWindows起動時にアプリを自動で立ち上げる機能
- スタートアップフォルダへのアクセスは「Windowsキー+R」→「shell:startup」が最も手軽
- フォルダにアプリのショートカットを入れるだけで自動起動が設定できる
- 複数のショートカットを入れれば複数アプリを同時に自動起動できる
手順と活用例のポイント
| ステップ | 操作内容 |
|---|---|
| ① フォルダを開く | Windowsキー+R →「shell:startup」と入力→OK |
| ② ショートカットを作成する | アプリのアイコンを右クリック→「ショートカットの作成」 |
| ③ フォルダに貼り付ける | 作成したショートカットをコピー(Ctrl+C)→フォルダ内に貼り付け(Ctrl+V) |
| ④ 確認する | 次回Windows起動後にアプリが自動起動することを確認する |
| ⑤ 削除・無効化する場合 | フォルダからショートカットを削除するか、タスクマネージャーで無効化 |
サポートを利用して安心して設定
- 操作に不安がある場合はノジマなどの店頭サポートへ相談する
- パソコンを持ち込んで実際に操作しながら確認・設定してもらえる
- スタートアップの整理と合わせてパソコンの動作改善も相談できる
- 一度設定してしまえば毎日の作業開始がスムーズになる
スタートアップ設定は難しい操作なしに毎日の作業効率を上げられる便利な機能です。「Windowsキー+R→shell:startup→ショートカットを貼り付ける」の3ステップで完了します。ぜひ今日から活用してみてください。


