「画面をそのまま保存したいけど、やり方がわからない」「範囲を指定して一部だけ切り取りたい」そんなときに役立つのがスクリーンショットのショートカット機能です。Windows10では複数の方法が用意されており、用途に合わせて使い分けることで作業効率が大幅に上がります。この記事では、全画面撮影から範囲指定・画面録画まで、初心者でも迷わず実行できるよう手順を順番に解説します。
スクリーンショットとは

基本概念
スクリーンショット(スクショ)とは、パソコンやスマートフォンの画面に表示されている内容をそのまま画像として保存する機能のことです。「画面キャプチャ」や「スクリーンキャプチャ」とも呼ばれます。
画面の静止画像を保存する目的
- 情報の記録:Webページの内容・エラーメッセージ・設定画面などを後から参照できるよう保存する
- 共有・説明:操作手順や画面の状態を他の人に視覚的に伝える
- 証拠保存:取引内容・予約確認・会話のやり取りなどを記録として残す
- 資料作成:プレゼンテーションや報告書に画面の画像を貼り付ける
範囲指定や全画面撮影の違い
| 種類 | 撮影範囲 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 全画面撮影 | 画面全体をそのまま保存 | 画面全体の状態を記録したいとき |
| ウィンドウ撮影 | アクティブなウィンドウのみ保存 | 特定のアプリ画面だけを切り取りたいとき |
| 範囲指定撮影 | ドラッグで選んだ任意の範囲を保存 | 画面の一部だけを切り取りたいとき |
| 画面録画 | 画面の動きを動画として録画 | 操作手順・ゲームプレイを記録したいとき |
スクリーンショットの活用シーン
スクリーンショットは日常の作業から専門的な用途まで幅広く活用されています。
資料作成
- 社内マニュアルや操作手順書に画面画像を挿入することで、文字だけの説明よりわかりやすい資料が作れる
- Webサイトのデザイン確認・競合比較など、視覚的な情報を資料にまとめる際に便利
- ExcelやWordの操作結果をそのまま画像として貼り付けることで、再現性の高い資料が作れる
ゲームやアプリ操作の記録
- ゲームのスコア・実績・特定シーンを画像や動画として保存できる
- アプリのエラー画面を撮影してサポートに送ることで、問題解決がスムーズになる
- ソフトウェアの設定画面を記録しておくことで、トラブル発生時に元の状態に戻しやすくなる
Windows10のショートカットキーで撮る方法
「PrintScreen」キーを使った全画面撮影
最も基本的な方法がPrintScreen(PrtSc)キーを使った全画面撮影です。キーボードの右上付近に配置されています。
手順1:クリップボード保存とペイントへの貼り付け
方法①:クリップボードにコピーして貼り付ける
- スクリーンショットを撮りたい画面を表示します
- PrintScreenキーを押します(画面全体がクリップボードにコピーされます)
- ペイント・Word・PowerPointなどのアプリを開きます
- Ctrl+Vを押して貼り付けます
- 「名前を付けて保存」で任意の場所に保存します
【画像:ペイントアプリにスクリーンショットを貼り付けた画面】
方法②:ファイルに直接保存する
- Windows+PrintScreenを同時に押します
- 画面が一瞬暗くなれば撮影成功です
- 「ピクチャ」→「スクリーンショット」フォルダに自動保存されます
💡 ポイント:現在アクティブなウィンドウのみ撮影したい場合は Alt+PrintScreen を押します。そのウィンドウだけがクリップボードにコピーされます。
Windows10のスクリーンショット方法の詳しい解説では、各ショートカットキーの使い方と保存方法が詳しく紹介されています。
「Windows + Shift + S」で範囲指定撮影
Windows+Shift+Sは、画面の一部だけを自由に切り取れる範囲指定スクリーンショットのショートカットです。最もよく使われる方法のひとつです。
- Windows+Shift+Sを同時に押します
- 画面が薄暗くなり、上部に撮影モードのツールバーが表示されます
- 以下の4つのモードから選択します
| モード名 | 操作方法 | 用途 |
|---|---|---|
| 四角形の領域切り取り | ドラッグで矩形範囲を選択 | 特定エリアを正確に切り取りたいとき |
| フリーフォームの切り取り | 自由な形で範囲を描く | 不規則な形で切り取りたいとき |
| ウィンドウの切り取り | 特定のウィンドウをクリック | アプリのウィンドウだけを撮りたいとき |
| 全画面の切り取り | 自動で全画面を取得 | 画面全体を素早く撮りたいとき |
- 選択が完了すると、画面右下に通知が表示されます
- 通知をクリックするとSnipping Toolで編集・保存が可能です
- 通知をクリックしない場合はCtrl+Vで他のアプリに貼り付けられます
【画像:Windows+Shift+Sのツールバーが画面上部に表示されている画面】
Snipping Toolとの連携
Snipping ToolはWindows10に標準搭載されたスクリーンショット専用アプリです。Windows+Shift+Sで撮影した画像はSnipping Toolと連携して編集できます。
- 注釈・手書き:撮影した画像にペンや蛍光ペンで書き込みができる
- トリミング:撮影後にさらに範囲を絞り込める
- 遅延撮影:1〜5秒の遅延を設定して、メニューが開いた状態など特定の画面を撮影できる
- 保存形式の選択:PNG・JPEG・GIF形式で保存先を指定して保存できる
💡 ポイント:Snipping Toolは「スタートメニュー」→「Snipping Tool」で直接起動することもできます。遅延撮影機能を使いたい場合は直接起動の方が便利です。
ゲームバーで画面録画
静止画ではなく画面の動きを動画として記録したい場合は、Windows10標準搭載の「ゲームバー」機能を活用します。ゲームだけでなく、一般的なアプリ操作の録画にも使用できます。
手順1:「Windows + G」で呼び出す方法
- 録画したいアプリやゲームの画面を表示します
- Windows+Gを同時に押します
- ゲームバーのオーバーレイメニューが画面上に表示されます
- 録画を開始するには「●(録画ボタン)」をクリックします(またはWindows+Alt+R)
- 録画を停止するには再度Windows+Alt+Rを押すか、録画バーの停止ボタンをクリックします
- 録画ファイルは「ビデオ」→「キャプチャ」フォルダに自動保存されます
【画像:ゲームバーのオーバーレイメニューが表示されている画面】
音声・マウス操作も同時記録可能
- マイク音声の録音:ゲームバーの設定でマイクをオンにすると、解説音声を同時録音できる
- システム音声:ゲームや動画の音声もデフォルトで同時録音される
- 録画品質の設定:「設定」→「ゲーム」→「キャプチャ」からフレームレート(30fps/60fps)・ビデオ品質を変更できる
#00E876;”>注意:ゲームバーはデスクトップ全体の録画には対応していません。特定のアプリウィンドウを選択した状態で起動する必要があります。デスクトップ全体を録画したい場合はサードパーティ製アプリの利用を検討してください。
Windows10のスクリーンショット保存方法と各機能の詳細解説では、ゲームバーを含む各機能の設定方法が詳しく紹介されています。
保存先やファイル形式の設定
デフォルトの「ピクチャ」フォルダ
Windows+PrintScreenで撮影したスクリーンショットは、以下の場所に自動保存されます。
- 保存場所:Cドライブ→ユーザー→(ユーザー名)→ピクチャ→スクリーンショット
- ファイル名は「スクリーンショット(連番)」の形式で自動命名される(例:スクリーンショット (1).png)
- ゲームバーで録画した動画は「ビデオ」→「キャプチャ」フォルダに保存される
💡 ポイント:保存先フォルダを変更したい場合は、「ピクチャ」→「スクリーンショット」フォルダを右クリック→「プロパティ」→「場所」タブから移動先を指定できます。
PNGやJPEG形式での保存
| ファイル形式 | 特徴 | おすすめの用途 |
|---|---|---|
| PNG | 高画質・透過対応・ファイルサイズが大きめ | 文字が多い画面・細部まで鮮明に残したいとき |
| JPEG | ファイルサイズが小さい・画質がやや低下 | メール添付・Webへのアップロードなど |
| GIF | 色数が少ない・アニメーション対応 | シンプルな図・アイコン画像 |
- Windows標準のWindows+PrintScreenはPNG形式で自動保存される
- 形式を変更したい場合は、ペイントやSnipping Toolで開いた後「名前を付けて保存」から形式を選択する
整理や管理のコツ
- 日付別フォルダで管理:「2025年05月」などの日付フォルダを作成してまとめると後から探しやすくなる
- ファイル名の変更:撮影直後に内容がわかるファイル名に変更しておく(例:「Zoom設定画面_2025-05」)
- 不要なファイルの定期削除:スクリーンショットは蓄積するとストレージを圧迫するため、定期的に整理する
- クラウド同期:OneDriveの「ピクチャ」フォルダと同期することで、自動バックアップと複数デバイスからのアクセスが可能になる
スクリーンショットができない場合の対処法
キー操作の確認
スクリーンショットが撮れない場合、まずキーボードの操作自体に問題がないか確認しましょう。
- キーボードのFnキーの確認:ノートPCではFn+PrintScreenの組み合わせが必要な機種がある
- PrintScreenキーの位置の確認:機種によってPrtSc・PrtScn・Print Screenなど表記が異なる
- 別のショートカットを試す:Windows+Shift+Sで代替できるか確認する
- キーボードの動作確認:メモ帳などに文字入力して、キーボード自体が正常に動作しているか確認する
権限設定やソフトウェア設定の確認
- ゲームバーが起動しない場合:「設定」→「ゲーム」→「Xbox Game Bar」でゲームバーの有効化を確認する
- 特定のアプリで撮れない場合:著作権保護(DRM)が設定されているコンテンツ(Netflix・Prime Videoなど)は仕様上スクリーンショットが制限されている場合がある
- セキュリティソフトによる制限:一部のセキュリティソフトがスクリーンショット機能を制限することがある。セキュリティソフトの設定を確認する
- Windowsのアップデート確認:「設定」→「更新とセキュリティ」→「Windows Update」から最新の状態に更新することで改善される場合がある
Snipping Toolや他アプリの活用
ショートカットキーで撮影できない場合は、以下の代替手段を試してみましょう。
- Snipping Toolの直接起動:スタートメニューで「Snipping Tool」と検索して直接起動する
- Snipping Tool(新版):Windows10の大型アップデートで追加されたSnipping Toolはより多機能。スタートメニューから起動できる
- サードパーティ製アプリの活用:「Greenshot」「ShareX」などの無料キャプチャアプリは、より高度な範囲指定・注釈・連続撮影が可能
Windows10のスクリーンショットができない場合の対処法の詳細では、トラブル別の解決策が詳しく紹介されています。
また、douga-kami.comでは、WindowsやPCの操作方法・トラブル解決に関する情報を幅広く掲載しています。あわせてご活用ください。
まとめ

ショートカットキーを使った効率的なスクリーンショット方法
| ショートカット | 機能 | 保存先 |
|---|---|---|
| PrintScreen | 全画面をクリップボードにコピー | 手動で貼り付けて保存 |
| Windows+PrintScreen | 全画面を自動保存 | ピクチャ→スクリーンショット |
| Alt+PrintScreen | アクティブウィンドウをコピー | 手動で貼り付けて保存 |
| Windows+Shift+S | 範囲指定・ウィンドウ・全画面から選択 | クリップボード+Snipping Toolで編集・保存 |
| Windows+G | ゲームバーを起動(画面録画) | ビデオ→キャプチャ |
用途に合わせた範囲指定・画面録画の活用ポイント
- 画面全体を素早く保存したいならWindows+PrintScreenが最速
- 一部だけ切り取って編集したいならWindows+Shift+Sが最も汎用性が高い
- 操作手順やゲームを動画で記録したいならゲームバー(Windows+G)を活用する
- 撮影したファイルは日付別フォルダで整理し、用途に応じてPNG・JPEG形式を使い分ける
- うまく撮れない場合はSnipping Toolの直接起動やサードパーティ製アプリを試す
ノジマのWindows10スクリーンショットに関するサポート情報では、操作手順や各機能の詳しい案内を確認できます。操作に迷った際はあわせてご参照ください。
📌 確認:本記事の操作手順はWindows10執筆時点の情報をもとにしています。Windowsのアップデートにより画面表示や手順が変わる場合があります。最新情報はMicrosoft公式サポートサイトでご確認ください。


